ラブホテルの始まりは、江戸時代、旅人にお茶を出す“茶屋”だったと言われています。

当時はほかに、“水茶屋”“出茶屋”“掛茶屋”などがありましたが、

それらが料理も出す“料理茶屋”に発展していきます。

やがて、“待合”という“芸者を呼び、男女がラブしあうための場所”が出現します。

現在のラブホテルのように場所を貸すのと同時に、酒を出すスナックのような役割もあったようです。

 

 次にそば屋の2階で落ちあうようになります。

そして“木賃宿”という“食”と“セックス”が分かれた場所ができます。

待合は芸者と寝るための場所。

 

では、ふつーに愛し合う男女はどこで恋人と会えばいいのか……。

狭い部屋に大家族が川の字になって寝る日本人。

セックスは外でするのがふつーの恋人たちの常識、でした。

「森へ行こう」が恋人たちの合言葉。屋外でのセックスは戦前期まで常識的に行われていました。

「愛するひとと屋内で過ごしたい。そば屋ではない、愛することを目的に作られた部屋があればいいのに……」

 

そんな願いから、都市部から離れた所に“同伴ホテル”という連れ込み旅館が出現します。

 

「商売とは関係ない、本当に愛する人と時を過ごしたい」こんな男女の想いを受けて、昭和5年ころから、一人一円で自由に部屋が借りられる“円宿”と呼ばれるホテルが街に広がっていきます。

 

「全室カラーテレビ、冷暖房完備、バス/トイレ付」の看板でカップルを十分に惹きつけます。

 【ヒトにとって、ラブホテルって、何?】

 

 ラブホテルは単純に、好きな人とのセックスの場所として作られたもの。

江戸時代という気が遠くなるような昔から、ラブホテルのようなものは存在し、

“愛の空間文化”は続いています。

それはなぜでしょうか。

全室完備は、北陸三県で随一!

   人は人を好きになります。人を好きになったら、その人と体を重ねたいと思うのは当然。

その想いはどんなに時が経っても、変わりません。

また、ラブホテルには、さまざまな事情を抱えた人たちが訪れることもあります。

でも、ラブホテルは、どんな事情も許してくれる。

  

 ラブホテルは単純に、ふたりのための、ふたりでセックスを楽しむための純粋な“愛の空間”。

相手とひとつになるために作られた、唯一の、専用の部屋なのです。

 

  ラブホテルは、人間の本能によって作られたものなのかもしれません。そして人間は、恋をし、無意識にそういう場を求め続けているのかもしれません。

 

映画『LOVEHOTELS』オフィシャルサイト | Excite エキサイト : 映画より抜粋

 www.excite.co.jp/cinema/special/lovehotels/about_text.dcg


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